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今回は20代女性、Nさんに肩コリに効くセルフケアを教えて下さい!と聞かれましたので、肩甲骨はがしをして頂いた時のお話をシェアしたいと思います。(骨盤がしっかりと立っているという前提でお話をさせて頂きます。)肩甲骨を動かすと肩コリは楽になりますよ!と言ってもなかなかピンときませんよね。順番に説明していきますね。

肩甲骨を動かすと、肩コリは楽になるって本当⁉ 

「え!肩甲骨なら毎日動かしてますけど、全然楽にならないんですけど」
こうNさんに言われたのを覚えています。

皆さんもホントにそれで楽になるの⁉ って思ってますよね。

結論から言いますね。
楽になります!!!

Nさんの場合、銀行員をされていたので。
一日中座りっぱなしのお仕事な訳ですね。

目の前にお客様が常にいる状態で、背伸び一つ出来ない訳です。

そして一日のお仕事が終わるころには、自分でも分かる程「猫背」になっていたのです。

同じ姿勢が続いてしまって、姿勢を変えることが出来ないで猫背になる人の肩こりには、肩甲骨はがしが、効果があるのです。

一口に肩こりと言っても、お1人お1人状況が違う訳ですね。

ただ、Nさんと同じような条件で肩がこる人は沢山いると思います。
ですからこの後、どのようにしてNさんが肩こりを解消したのか参考にしてみてくださいね。

肩甲骨はがしが肩こりに効く理由 

その1 肩が開きやすくなる(猫背が改善される)

肩こりの原因の一つに、肩が前に丸まってしまうというのがあります。

いわゆる「猫背」の状態ですね。

この状態では、肩がこるのは勿論ですが、クビまで凝ってしまいます。ですから、肩を開く必要があります。

肩を開くようにするのに、肩甲骨を動かすこと(肩甲骨はがし)が有効になります。詳しいやり方は後程。

その2 血流が良くなる  

皆さんとお話をしていると、血管というと大きな目に見える血管などを想像するみたいですが。実は、全血管の9割が毛細血管です。

ですから、9割を占める毛細血管が圧迫されると筋肉に酸素がいかなくなって、更に筋肉が硬くなるという悪循環になるのです。

同じ姿勢でいると、筋肉は硬くなり、硬くなった筋肉に細かい神経や毛細血管が圧迫されます。

それがいわゆる「コリ」という状態なのです。ですから、筋肉が硬くならないようにして血流を良くするために、肩甲骨を動かしていく必要があります。 

肩甲骨を動かすことで、肩甲骨にくっついている数多くの筋肉が柔らかくなり。
毛細血管を圧迫しなくなるので、コリも改善されていくという訳です。

それでは、具体的にどうすればよいのかを見ていきましょう。

この様に肩甲骨はがしを実施します!  

肩が前に丸まっている状態(猫背)をなんとかしたい訳ですが。肩甲骨を色々な角度で動かす必要があります。

まず、真っすぐに立って頂きます。左腕を真っすぐ横に上げます。

その状態から、ひじを曲げます。そのとき手の指を肩に付けます。

肩に指先が付く人は、できれば肩髃(けんぐう)というツボを軽く押さえながらやると更に効果が期待できます。


指先が肩に付かない人は、無理に付けなくても大丈夫です。

肩髃は、腕を真っすぐに横に上げた時に、肩にクボミが2つできるのですが。
そのクボミの前のほうが肩髃の場所になります。

図で表すとこんな感じです↓

①が肩髃になります!早速やっていきましょう。

ヒジを曲げた状態から、腕を上げたり下げたりを30秒ほど繰り返します。
左腕から始めた方は、右腕も同じように行ってください。

次に、ヒジを曲げた状態から。
今度は、ヒジを前に、後ろに動かします。
これも30秒ほど繰り返します。勿論左右両方行って下さい。

次に、ヒジを曲げた状態から。

今度は、肩をぐるりと回します。
前回しを30秒ほど繰り返します。同じく後ろ回しも30秒ほど繰り返します。

たったこれだけです。

どうでしょうか。
実際にやってみると分かりますが、肩の周りがポカポカしているはずです。

そうです。
肩周りの血流が良くなったのが分かるはずです。

それから、まっすぐに立ってみてください。肩が開きやすくなってますよね。

そうです、猫背も改善できているはずです。

Nさんのような環境下の方なら、肩が開きやすくなり、血流も改善されているはずです。

それから、Nさんからは、「運動は苦手なので、運動が苦手な私にも出来る方法でお願いします」と言われていました。

そのNさんでも続いている方法ですので、運動が苦手なあなたにも出来るはずです。

もし、文章では不明な点があって、キチンとできているか不安です!という方のために。動画を用意しましたので、ご覧ください。

もし、一人で改善されない場合は、私たちが力になれると思いますので、一度ご相談ください。

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