今回は、事務仕事をしている30代女性Aさんが。クビを後ろに倒すと辛い、クビこりと肩こりを克服したお話しです。クビ肩こりで悩んでいたAさんが、どの様な対策をして症状を改善していったのか?ご紹介いたします。
クビ肩コリからクビを後ろに反らすことができない人の症状改善方法!
1.Aさんの悩み
朝は比較的楽なのに、お昼過ぎから夕方になると徐々にクビと肩が凝って辛くなり。夜には、クビを後ろに倒すことができない!という症状が一番のお悩みでした。
色々な体操やストレッチ、そして筋トレなどにも積極的に励むも。一向に効果を感じないのもストレスだったようです。
実際に同じような症状でお悩みの方は、非常に多いのですが。順番を間違えなければ、比較的簡単によくなりますので、続きをご覧ください。
2.座っている姿勢がクビこり肩こりの原因
事務仕事の方の場合。座っている時間がほとんどな訳ですが。
その時の姿勢が良くないことが、原因です。
皆さんの姿勢はこんな風になっていませんか?
写真では、スマホになっていますが。
Aさんの場合。
パソコンをしている時は、左側のズルズルという座り方よりも。右側の体を前に倒すような形が多かったようです。
右側のように座ってパソコンをすると。アゴが上がってしまって、それだけでクビがこってしまうはずです。
実際にやってみてください。
クビ、凝っちゃいますよね。
これがAさんの場合、クビこり肩こりの一番の原因になります。
3.解決方法!!
1)マイナスのことを止めてもらった!
これはAさんだけではないのですが。
どうも多くの方がなにかプラスのことをして、体を改善しようとします。
ですが、マイナスをなくす方がはるかに早く良くなるのです。ですから、ストレッチとか筋トレをやめてもらいました。
理由は、骨盤が立っていないのにストレッチや筋トレをしても、効果が半減してしまうからです。
効果を感じない運動をやると。運動すること自体が嫌になってしまうので、一旦、運動を中止してもらいました。
2)座っている姿勢を直した!
先程の写真の右側ではなくて、真ん中の写真のように。姿勢を正したまま、パソコンをやってもらいました。
因みにですが、背もたれとのあいだに、ちょっと硬めのペットボトルをいれてもらうと。もっと楽になると思います。
↑の写真のように座るとなぜよいのかというと。骨盤がしっかりと正しい位置にいくからです。
この状態でパソコン作業をしてもらうと。疲れ方も全然違ってきます。
皆さんも実際に、写真のように座ってみて下さい。効果を実感できるはずです。
3)手枕を止めてもらった!
そして次に取り組んでもらったのが。手枕を止めてもらう事でした。
折角、正しい姿勢でイスに座ってもらっても。家にいる時に、手枕で寝ては元も子もありません。
手枕をすると、クビがキュッと上がってクビに異常な負担がかかります。そのままの姿勢が続くと、背骨は腰まで繋がってますので。腰まで悪くなってしまいます。
どうも座っている姿勢を良くしたのに、症状が改善しないと思ったらもう一つの原因は手枕でした(^^♪。
家でこんな感じで寝そべっていたのですね。
皆さんもやってみてください。
クビに負担がかかるのが分かると思います。
逆にこれもダメです。
これではクビが下にさがり過ぎです。
横向きになりたければこうしてください。
クビが水平になるよう写真のように、バスタオルなどを入れて下さい。
※骨盤を立ててからのストレッチで効果を実感
最後に骨盤をしっかりと立てて、良い姿勢がみについてから。
ストレッチをしてもらいました。
Aさんの場合。朝は比較的楽で、辛くなるのはお昼過ぎからということで。
お昼休みに一度、ストレッチをしてもらいました。
どの位の時間ストレッチをしたのかというと。3種類で、それぞれ30秒づつ。合計たったの1分半です。
お昼休みに、たった1分半です。
これなら誰でもできますよね。
そして、家に帰ってきてからは。
帰ってきてからすぐの時もあれば、お風呂に入ってから寝る前の時もあったそうですが。夜にももう一回、1分半のストレッチをしただけです。
どんなストレッチかというと。「経絡(けいらく)ストレッチ」というものです。
詳しくはこの動画をご覧ください。
「簡単にクビこり肩こりを改善したいあなたへ」
と検索してもらうと出てくると思います。
この動画の、クビが後ろに倒せない時にやるストレッチ3種類のみで結構です。
一般のストレッチよりも、短い時間で効果を実感できるはずです。
是非やってみてください。
骨盤をしっかり立ててから、つまり良い姿勢が身に付いてからストレッチをしてもらったことで。ストレッチの効果を実感していただけました!!!
その後、ご本人がお気に入りの筋トレにも励んで頂きました。
なんでも、お尻を鍛えてヒップラインを綺麗にみせるだけではなく。お尻を鍛えて、座っている姿勢を保持することが目的だそうです。
良い姿勢に繋がるトレーニングなら、どんどんやって下さいということで。この筋トレにも励んで頂きました。
因みにですが、筋トレは家に帰ってきてからすぐにやっていたみたいです。
理由は、夜遅い時間に激しい運動をやると、寝るのにあまりよくないので。頑張って帰宅後すぐにやっていたようです。
この辺りの知識もなかなかのものでした。
こちらも良い姿勢が身に付いてからやったことで、効果を実感することができたようです。
まとめると
1)一旦、筋トレやストレッチを中止した。
2)座っている姿勢を正して。骨盤をしっかりと立ててもらった。(手枕も止めてもらった)
3)良い姿勢が身に付いてから、ストレッチや筋トレを再開してもらった。
たったこれだけです。
皆さんの意欲が空回りに終わらない様に、順番が大事になってくるわけです。
もし、改善されない場合は、1人で悩んでいないで。私たちが力になれると思いますので、一度ご相談ください。