今回は30代女性、Oさんのお話しです。Oさんは、会社の指定病院で梨状筋症候群という診断を受けています。Oさんは事務系のお仕事の為、長時間座りっぱなしになります。その結果、坐骨神経が圧迫されて起こる、梨状筋症候群であるという前提でお話しさせて頂きます。仕事中お尻が痛くて、仕事に集中できないということで悩んでいたOさんが、どの様にして梨状筋症候群を克服したのかを見ていきましょう。
梨状筋症候群による坐骨神経痛は自分で改善できるのか!?
結論から言いますと。
梨状筋症候群による坐骨神経痛なら改善できます。
まずは梨状筋症候群による坐骨神経痛の原因から見ていきましょう。
原因
梨状筋症候群は、運動による股関節の筋肉の使い過ぎや長時間座っていることにより、梨状筋によって坐骨神経が圧迫されることが原因として挙げられます。
今回のOさんは、長時間座っている事が原因です。
ですから座っている時間を快的なものにする必要がありました。
順番に見ていきましょう。
自分で改善できる理由
座る椅子を快的なものにした。
Oさんですが、実際に使っていたイスは。上の写真よりも高いイスを使っていました。
ですから足が地面につかないので、前に出て座るために座っている時に斜めになってしまい、注意していないとイスから落ちそうになっていたそうです。
ですから、高さが調整できるものに変えて頂きました。
足が地面にピッタリとついて。奥深く座り背もたれに軽く腰の下のほうが触れる程度で、背中をしっかりと伸ばして座ってもらいました。
こんな感じです。(女性の写真が無くてスミマセン・ペットボトルを背中に挟んでいます)
この様に座ることで、極端にお尻にかかっていた負担を減らしました。
それでも最初は、お尻が徐々に痛くなってきて。
痛くなった時には、立ち上がってもらいました。
こうして普段の負担を減らして、ストレッチに取り組んでもらいました。
実際に行ったストレッチ
仰向けで寝て下さい。
両ひざを立てます。
Oさんの場合、右梨状筋症候群だったので。
右脚(あし)を左脚の上に組んでもらいました。
そのまま左手を左太ももの裏に手を回し、胸まで近づける感じで引き上げます。
右手は右脚のスネのあたりから回して左手と組みます。
この状態で30秒キープしてください。
あくまでも呼吸が出来る範囲で、右のお尻が伸びているなぁ~と感じるくらいのところでキープしてください。
息が止まるようでは、伸ばし過ぎなので、左脚の角度を少し緩めて下さい。
バランスの問題もありますので、反対側も同じようにやってみて下さい。
Oさんは、帰宅後の家事も終わり。お風呂から上がって、寝る前に必ずこのストレッチをやる習慣をつけました。
その結果、3週間後にはお尻の痛みを殆どなくなり、苦にならなくなったそうです。
もし、文章では不明な点があって、キチンとできているか不安です!という方のために。動画を用意しましたので、ご覧ください。
もし、一人で改善されない場合は、私たちが力になれると思いますので、一度ご相談ください。