本日は30代女性Aさんのお話しです。Aさんは保母さんのお仕事をされています。園はちょっと古めの建物だということもあり、空調などはあまり効かないので温かい空気は上の方にいってしまうそうです。どうしても小さいお子さんを相手にするので、床に座って部屋の中でも温度の低いところでお仕事をすることになります。その関係で特に冬は午後から夕方になるころには自分の体が冷えきってしまう!ということでお悩みでした。短大を卒業してから10年間、Aさんを苦しめ続けた冷え性をどうやって克服したのかをみていきましょう。
冷え性の人が絶対にやってはいけない3つのこと
①くるぶしが出るような短い靴下を履いている
②湯船につからずにシャワーで済ませてしまう
③靴下を履いたまま寝てしまい足の指に汗をかき、その足が布団から出てしまい逆に冷えてしまう
ハイ!思い当たる人い~~~~っぱいいると思います。
なぜそう言い切れるのかといいますと。
当院にそういう方がAさん以外にも沢山いるからです(^^♪。
なので、この3つをやめるだけで冷え性の6~7割は解消できちゃいます。今回は以上になります・・・・・では身も蓋もないので順番にみていきましょう。
くるぶしが出るような短い靴下がなぜダメなのか
このようなスニーカーソックスやショートソックスだと踝(くるぶし)から上が覆われません。
実は、踝の上あたりは人間の皮膚が一番薄くなる場所なんです。
ここを出したままだと、「血液が」冷えてしまって血液本来の働きが出来なくなってしまいます。だからここは温かくしてないとダメなんです!!!。
では、血液の本来の働きとはどんなものがあるかというと。
①水分を保つ。
②(酸素・栄養・ホルモン)を各細胞に届ける又は運ぶ。
③(老廃物・二酸化炭素)を回収する。
④体温を維持する。
⑤免疫力強化。(体を守る)
だいたいこの5つがあるのですが。
例えば、老廃物を回収しなくなると、体は疲れやすくなってしまうし。
水分を保つことが出来ないと、お肌がカサカサします。
大問題ですよね。
だから、短いソックスは履いたらダメです。 履くとメッチャ楽ですけどね(笑)。
後で説明しますが、ここは大事なツボもありますし。特に女性は絶対に冷やしたらいけない場所です。
湯船につからずにシャワーで済ませてしまうとなぜいけいないのか
温かい湯船に全身が浸かると、体が温まって血管が広がり、血行が良くなります。
血行が良くなるのは、全身温まるか、運動した時だけです。
運動する時間が取れない方は、この温まる時間をシャワーで済ませてしまうのは勿体ないです。
先程も少し触れましたが。
血液には、私たちの体のすみずみまで酸素や栄養素を運び、そして二酸化炭素や老廃物を回収する役割があります。
更に血行が良くなると、筋肉の凝りがほぐれ、疲れが取れやすくなるのがメリットです。ほかにも、体を温めることは内臓や自律神経にも良いといわれます。
これだけのメリットを放棄するのはあまりに勿体ないです。
だから冷え性の方、特に女性は湯船につかってください。
靴下を履いたまま寝るのはなぜいけないのか!
冷えるからといって、靴下を履いたまま寝るのはおススメしません。
理由は、靴下を履いたままだと、足の指の間に汗をかき。汗をかくと布団をけ飛ばします。その時、外に出た足が、指の間にかいた汗で逆に冷えてしまうのです。
ホテルのようなベッドメイクができるなら靴下履いたままねるのもOKですが。あれを毎回家でやるのはなかなか難しいですよね。
ですから素足で寝ることをオススメします。
Aさんが、どうやって冷えを改善したのか!!
長い靴下を履き。湯船にキチンと浸かり。素足で寝るようにした後に。
やってもらったことが一つあります。
ズバリお灸です。
場所はここ↓
三陰交(さんいんこう)にこんな感じでお灸をしました。
写真のように、台座の付いたものが市販で売っているので。
上の写真のようにして、三陰交の右に3つ、左に3つやってもらいました。
(手の平にはやらなくていいです)
手順は次の通りです。
まず灰皿に水を張っておきます。ライターでお灸に火をつけて三陰交に貼り付けます。
温かさを感じて、その温かさが熱く感じたらすぐにはがして灰皿の水につけてください。
それを3回繰り返します。
Aさんの場合、一度それをやると2~3日は下半身がポカポカしていたそうです。ですから3日たったらまたやって。というのを繰り返していたら。だんだん日にちをあけても冷えなくなっていったそうです。
因みにですが、今でも気持ちいいので二週間に一度はやっているようです。
まとめ
①くるぶしが隠れるような靴下を夏の暑い日も履いた
②夏の暑い日もシャワーで済ませないでしっかりと湯船につかった
③靴下を履かずに素足で寝た
④三陰交にお灸した
どれも難しいことはなく、簡単に出来ることばかりです。
しっかりとやってみてください。
お灸の方は、もし、文章では不明な点があって、キチンとできているか不安です!という方のために。動画を用意しましたので、ご覧ください。
もし、一人で改善されない場合は、私たちが力になれると思いますので、一度ご相談ください。