今回は、30代女性Tさんのお話しです。昨年の8月、7月の長雨が嘘のように連日晴れの日が続き。かなり暑かった時にTさんは夏バテになります。どんな状態だったかというと。体がダルい・眠れない・食欲不振・疲れやすい・下痢と便秘を繰り返す・むくみ・イライラする・立ちくらみ・めまい・・・。もう夏バテオールスターと言った感じでした。もともとは股関節の痛みで通院されて、それが改善した矢先の夏バテでした。Tさんがどうやって夏バテを解消したのかを見ていきましょう。
夏バテは運動で解消できる!!!
「なんで私、今年に限って夏バテになったんでしょうか?」
こんなTさんの質問からはじまりました。
なので、夏バテの原因から説明しました。
Tさんに限った話しではないですが、Tさんの場合特に自律神経に問題がありました。
原因その1 温度差による自律神経の乱れ!
これが一番にあげられます。Tさんの場合、朝は冷房の効いた自宅から出ると、最寄り駅まで10分ほど歩きます。まずここで、家と外の温度差5度以上とかなりの負担がかかります。
今度は暑くなった体のまま電車に乗ります。朝早くから都内に出勤されているため。
早朝の電車内の冷房はかなり効いていて冷えを感じるそうです。
そして、最寄駅から会社まで徒歩で10分。この時間になると外はかなりの温度になっていて、ここでも温度差にかなり体力を奪われる感じがしたそうです。
会社に付いてからの社内は、冷房が効いていて快適といえば快適なのですが。
かなり気難しい上司の方がいて、今度はストレスにやられていたそうです(^^♪。
温度差とストレスで、自分の体が冷たくなるのを感じていたそうです。
帰りは行く時と逆になりますが、やっぱり温度差にやられていたそうです。
ここで、温度差で健康を害さないようにするポイントをお伝えします。
頭(顔)は冷やしても、体(特に膝から下)は冷やさない事です!
頭寒足熱というやつですね。
体が冷えたことで自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経が上手く働かなくなります。
交感神経というのは、活発に動くときや、緊張状態にあるときに働きます。
副交感神経というのは、休養時やリラックス状態にあるときに働きます。
Tさんの場合は、家に帰ってきてからも交感神経が過剰な状態で、常に興奮状態がつづいてしまいリラックスできずに、グッスリと深い睡眠に付けないで、次の日に朝から体がダル重い!という状態だったそうです。
家にいる時間に、リラックスできないでは、バテちゃいますよね。
それからもうひとつ。
原因その2 体内の水分(ミネラル)不足!
があげられます。
ミネラルは、ビタミンと相互関係を持ちながら酵素と結びつき、食物の消化・吸収、とか。老廃物の排泄などの活性化を助けています。
Tさんの場合も、多くの女性の方もそうなのですが。要するにですね、水分が不足して、便秘になっているというケースが非常に多いですね。
では、便秘がなぜ悪いかというと。腸内にうんちが長期間溜まった状態ですから、腸内細菌に悪い影響を与えます。うんちがエサとなって、クロストリジウムなどの悪玉菌が増殖します。そして発ガン物質、発ガン促進物質、アンモニア、硫化水素などの有害物質や、おならの元となるガスを発生させます。
そして便秘が続くと、それらの有害物質はどんどん腸壁から吸収されて、血液中をめぐります。そして、肌荒れや様々な病気にもつながると考えられています。
なんだかとっても怖いですよね。
でも、大丈夫です。
便秘解消は水分を1日2ℓとればいいだけです。
ですが、女性だと、500mlもとってない人が殆どです。いきなり2ℓは無理でも、徐々に飲む量を増やして1.5ℓくらい飲めるようになると大分便秘も解消する人が多いです。
因みに水分は、水か麦茶かにしてください。お茶などは、飲んで体に悪いという事は無いのですが。利尿作用などがあって、水分補給にはあまりむかないです。ですから水か麦茶でお願いします。
スポーツドリンクなども、運動時にとるならいいですが。安静時にとることは糖分が高すぎて、あまりお勧めしません。
こうして原因をハッキリさせて。体を冷やさない事で自律神経を安定させて。水分をしっかりとることで便秘を解消して。原因を小さくしながら、運動をしてもったのです。
夏バテは運動で解消できる理由
Tさんもそうですが、パソコン作業が多いデスクワークの方に多いですが。頭脳労働の方は、運動が不足します。頭は疲れていても、体はあまり疲れていません。
何もせず体を休める完全休養では20~30%の疲労回復度なのに対し、体を動かす積極的休養では70~80%の回復度が示されたデータというのがあります。
特に軽い有酸素運動を取り入れるといいようです。
理由は、軽く体を動かすことで呼吸が深く活発になるため、疲労回復効果が増すのです。
頭と同じくらい、体もつかれさせると深く眠れるので、体も疲れさせてください。
それから、中等度くらいの少し汗をかくくらいの運動も、成長ホルモンが分泌されて非常に有効です。成長ホルモンは睡眠も促しますので、Tさんの場合は、有酸素運動が出来るようになった後。取り入れてもらいました。
夏バテ解消の運動はこの様にしてもらいました
これは言葉で説明するより、動画をご覧ください。
雨の日でも、屋内でも、座ったままできるのがゼンシン体操の魅力です。
是非、日常に取り入れてみて下さい。
夏バテなのに運動なんてできない!と思っているあなたへ!
動画をご覧になればわかりますが、バテていても簡単にできます。まずは動画をご覧になり、やってみてください。
この軽い運動ができるようになってから、Tさんはホットヨガに挑戦しています。段階を踏めば、少し強めの運動も必ずできるようになります。
強めの運動までは・・・という方は無理しなくても大丈夫ですからね。まずはゼンシン体操からやってみてください。
まとめ
①自律神経の乱れをなくした(頭や顔は冷やしても体特にヒザから下は冷やさない様にした)
②水分(ミネラル)不足を解消した(水を1日2ℓ飲んだ)
③軽い有酸素運動からはじめて、少し汗をかくくらいの運動をした
たったこれだけです。
もし、一人で改善されない場合は、私たちが力になれると思いますので、一度ご相談ください。